オリジナル小説を綴っています。 拙いものですが、少しでもお話を楽しめる憩いの場になればと。

夢叶 105 

ダイニングテーブルの真ん中には、緑あざやかなブロッコリーと共に盛られたローストビーフが、バースデーケーキのようにドンと場所を取っている。今日の帰りがけ、トニーからお土産にと持たされたものだ。やんわりと上がるおいしそうな匂いに、食欲がそそられる。その今日の夕食をはさんで、さっきからクリスが横でクックと笑っている。「ドゥー・ユー・ノウ・ヒム?」「もちろん、知っているさ」と、クリスはさらに声を上げて笑い...
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