オリジナル小説を綴っています。 拙いものですが、少しでもお話を楽しめる憩いの場になればと。

夢叶 142 

長々と聞かされた話が、やっと終わった。デスクの電話機に向かって頭を下げ、そっと受話器を置く。けれども、ふうと一息をつく間もなく、プライベート用とは別に持つ、仕事用の携帯が鳴り始めた。―――今度は何。もういい加減にして欲しいとうんざりするが、仕事なので仕方なく出る。「もしもし」『鍵鳥策(けんどりさく)か、お前の音源聞いたぞ。ありゃ、メタルのインストじゃないか。あんなの歌えるボーカル見つかったのか?』―――...
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