オリジナル小説を綴っています。 拙いものですが、少しでもお話を楽しめる憩いの場になればと。

夢叶 152 

「瞬が夢見るって言ってた」鏡は、田島の知らない話ばかりをする。田島はいつも瞬のそばにいたはずなのに、瞬の何を知っていて、何を理解していたのだろう。そんなことを今更ながらに思うと苦笑が漏れる。「瞬がいて、祥吾がいて、俺がいて、目の前にオーディエンスがいて、でっかいホールででっかい音出して、最高に気分が良い夢だって。それ、事故の前の日」田島からは何のリアクションもなく、ただビールをすする音だけが二人の...
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