オリジナル小説を綴っています。 拙いものですが、少しでもお話を楽しめる憩いの場になればと。

シェアハウス物語 22  捨て主(ぬし) 

 前夜は雨音の中で眠りについたけれど、朝は鳩の声に目が覚めた。 紅の部屋は、窓が西側に面しているので、朝は眩しいほどに明るいという光は入ってこない。 宇宙はセットした目覚ましが鳴る30分も前に目が覚めた。夕べのあれこれが気になって、少し早目にベッドに入ったせいかもしれない。身を起こしてさっと着替える。 音を立てずに部屋のドアを開けそっと部屋から出ると、向かいに黄金のドアが見えた。黄金の部屋は東に面...
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