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オリジナル小説を綴っています。 拙いものですが、少しでもお話を楽しめる憩いの場になればと。

「You, in front of my hand」英語翻訳 (60000HIT・9) 

60000HIT感謝企画・キリリク第九弾、そして、ラストです。

城村優歌さんのブログ「城村優歌Webooks」より「さしのべた手の先の君は」、からscene 1 ヴェクサシオン@かの子
のリクエストをいただきました。

城村さんも長年のお付き合いのある作家さんです。
登場人物たちの心を掘り下げる文章は、ポップでありながら純文学。
物語の展開にこう来るのかと胸熱になることしばしば。
言葉使いに城村さんの読書量の深さが容易に想像できます。

だからこそ。
ギャグ爆裂の作品には息が止まりそうになります。笑いすぎて。
シリアスを描かれる作家さんのギャグって極端に面白いよ。

そんな「城村節」のほんの一部をお届けします。
城村さんより↓


*** ***


第一作の第一話をよろしくお願いいたします。「さしのべた手の先の君は」scene1 ヴェクサシオン@かの子 です。


*** ***


月明かりに照らされたマンションの一室に置かれた

黒いグランドピアノに向かって、

若い女性が一心に鍵盤を叩いていた。

音が出ていないのは、消音システムのせいだ。

長い髪の上からヘッドフォンをあて、前に置かれた楽譜も見ずに、

ただひたすら指先を見つめながら、何かを弾いている。


開かれた楽譜のタイトルは、「ヴェクサシオン」。

エリック・サティが作曲したこの曲は、52拍のパッセージを

「きわめてゆっくり」と「840回も」繰り返し1曲となる。


その楽譜の余白に、エリック・サティが書き加えた

という文章が印刷されている。


「このモチーフを連続して840回くりかえし演奏するためには

あらかじめ心の準備が必要であろう。

最も深い沈黙と真摯な不動性によって」


やがて、彼女はヘッドフォンを投げるように外し、

部屋の壁際に置かれているベッドに突っ伏し、長い長いため息をついた。

840回繰り返せたのかは、わからない。

うつぶせたまま、うっすらと目をとじ、脱力しきっていた。


*** ***


出だしからいきなり緊迫の場面。緊張する……(→訳すのにね)
このかの子ちゃんにとんでもないことが起こるんですよ。
気になる方は、リンクから飛んでくださいね。


***(素人翻訳)***


“You, in front of my hand”, scene 1 – Vexations@Kannoko


It was placed in a room of an apartment illuminated by the moonlight.

Toward the black grand piano,

A young woman was desperately hitting the keyboard.

There is no sound because of the silencing system.

She puts headphones on top of her long hair, and without looking at the score in front,

she is just staring at the fingertips and playing something.


The title of the score opened is "Vexations".

This song composed by Erik Satie is a song repeats a 52-beat passage with playing "extremely slowly" and "840 times".


There is Erik Satie’s memo writing printed in the space of the score sheet.

"In order to play the theme 840 times in succession, it would be advisable to prepare oneself beforehand, and in the deepest silence, by serious immobilities"

※(Pour se jouer 840 fois de suite ce motif, il sera bon de se préparer au préalable, et dans le plus grand silence, par des immobilités sérieuses)


Eventually, she took off the headphones like she threw it,

fell down in the bed on the wall of the room, and sighed a very long time.



She doesn’t know if she could repeat 840 times.

She kept facing down, slightly closed her eyes and stayed still.

.
*** ***


※フランス語原文。ググりました(-_-;)

タイトルが一番難しかった。
なんか違う感が拭えないのだが・・・・・・

この物語にはちょっとした思い出があるんです。
コツコツと読み始めて、あと数話で読了という時。突然作品が非公開になってしまったんです。
えーあと少しなのにー、と驚きつつも、これはきっと、書籍化されるんだ、だからだ、本になったらまた読めるんだ、とひたすらその時を待っていました。
後に再公開となりましたが、数年(!)待ったんですよね。ラスト読めて良かった(苦笑)

あれから今また数年後なわけですが、こんな形でこの物語とまたまた再会するとは思いませんでした。
余談ですが、アキと田島が共演するのが見たいな。いつかね!

城村さん、リクエストありがとうございました!


ではでは!


からの…


PS1: (今回はPS2もあるよ)


この企画、9月からやっているんですけど…ここまで引っ張るとは、年越えするとも、思っていませんでした。
やりながら楽しくて嬉しくて…こんな気持ちでやれたのも、皆様のお蔭です。

リクエストくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました! 
感謝です^^

…また気が向いたらやるかも・やらないかも(←いつもの気まぐれ -_-)


PS2: (ここでやっと)


皆様。

2019年、あけましておめでとうございます。

2018年は、広告アップが当たり前だったブログにも関わらずお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

今年もどうぞよろしくお願いします。

Happy Happy New Year!!


Sydney New Year’s Eve Fireworks  (すごいよー。煙が…><)


https://youtu.be/oOfAMqFx8Zw

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